皆さん釣りに行く前に風や波を気にされると思います。
GoogleやYahoo!から航空写真が提供されていますが、これと天気予報を組み合わせて釣行のプランを考えていくと便利です。
マップを見ているのと見ていないのでは、釣りに行ける日も増えるし釣果にも繋がるので是非活用してもらいたいと思います。
釣り人の多くは使用されていると思いますが、どういう時に役にたつのか見ていきましょう。
航空写真から分かること
まず航空写真がどういうものなのかを見てみます。
和歌山県の紀伊水道の航空写真となります。北側が大阪湾、南側が太平洋側。
まずはこれを見ると山、磯、砂浜の位置、そして海のだいたいの水深が分かると思います。
磯なのか砂地なのか分かるだけでも狙う魚種の場所へのポイントが絞れます。
冬の釣りの場合
冬に釣りをする場合、自分の釣りをする場所ではどこから風が吹いているのか1度気にしてみましょう。
住んでいる地域によっても変わりますが、冬の気圧配置ではだいたい北西風となるので、ここで先ほどの航空写真を見てみます。
天気予報で北西となっていた場合、この磯でも風の吹き方はおよそこのような感じとなります。
風で波も発生するので北側の磯は時化となり、南側では風裏となり釣りが可能となります。青い部分は凪になったり釣りやすい場所になるかもしれません。
しかし風が強い場合、まわり込む風と波も強くなります。
また今回山が風を防いでくれていますが、山がなかったり障害物など何もなければそのまま風が来るなど予想できます。
夏や台風シーズンの釣り
春から秋にかけては南の風が吹きやすいです。また太平洋側ですと台風の波も考えなくてはいけません。
これも航空写真を参考に見てみると分かりやすいです。
実際この場所の南側には陸が続いているのであまり波は来ない場所ですが、南側に何もなかった場合波と風はこのような感じできます。
このような場合は南側が時化になり、北側の青い場所は凪となり、釣りが可能な場所になります。
釣りをするポイント
風や波の向きを見てきましたが、それでは釣りはどこでしたらいいのか?
実際に釣りができるポイントやしたいポイントがA、B、C、Dとあったとします。
まず磯釣りをしたいならA、Bとなります。
天気予報で南の風ならAの釣り座で。当日風が強いようなら巻き込む風を考えたら東向きに釣りをすれば、背中からの風で釣りすることができます。
冬型の場合はBを選んで南向きに釣りを。
こちらも当日風が強いようなら、巻き込む風を考えて少しでも東向きにできる釣り場を選べば釣りやすいかと思います。またはCの堤防を選べば釣りできます。
Cは堤防ですが航空写真を見ると磯が近所にあるので、磯につく魚も釣れるということが分かります。
Dの釣り場は砂地の魚狙いに適していますが、北西と南の風どちらも入ってくるという風になりますが、巻き込みの風ですのでA、Bの場所よりか風は弱いポイントとなります。
航空写真の注意点
拡大すればかなり詳しく見ることができますが、いつ撮影された写真か分からないことです。写真では磯はあるのに、実際行ってみたら潮位の問題で釣り場に立てない時などがあります。
また逆もあり、上から見ているので分かりませんが高すぎて登れない磯も。
道中も歩いていけそうに見えるけど途中水路があり進めなかったり、ロープがなければ行けなかったりと航空写真もいい事ばかりではありません。
まとめ
航空写真と天気予報を使ってのポイント選び分かりましたでしょうか。
自然の事なのでこんな単純な話ではないのかもしれませんが、少しでも釣り好きの方の参考になればと思います。
朝と夕方は風は弱くても昼間は強くなるので、これを参考に朝から釣り座を強風用にかまえておくなどと考えたり楽しいですよ。
いくら強風の時でも凪の場所は必ずありますので、自分はこれを参考にして釣行してます。みなさんも航空写真を是非活用してみてください。