前回トーハツの8馬力船外機を整備していたら、塩害でクランクケース下のウォーターラインが腐食して削れたり割れたりといった事が起きました。
これは致命的で買い替えか、部品取りを待つかといった感じです。
水路の破損が2か所とネジ穴かけが1か所です・・
幸いな事にこの船外機はトーハツですが、マーキュリーシープロ8馬力とも中が同じですので部品取りが出やすいはずです。
待っているだけも暇なんでダメもとでパテ修理してみようと思います。
クランクケースがアルミで出来ているっぽいのでアルミのパテを探していると最強の接着剤パテ「JBウェルド」ってのを発見。
エンジン回りに使用可能で耐熱、耐水、耐油と硬化後にネジ切りも出来るって事だったのでこれを買ってみました。
しかもめっちゃ安い!!
ガスケットシートを参考に水路を復元していこうと思います。
パテなのか接着剤なのかよく分かりませんが、水路の壁を作るにはそのまま塗っては垂れると思って小さなアルミ板を用意しました。
これを押し付けるように接着できれば垂れずにいけるかな。
それでは塗っていきます。
2液混ぜるタイプで冬の作業のためか結構混ぜるのも固く、かなり粘っこいので垂れるとかなさそうなタイプでした。
固く粘りがあるので塗るのが難しいです。
盛っていこうと思っても空洞ができてしまうので苦戦します・・
アールの部分はクランクヘッドを差し込んでおいて塗りました。
綺麗な円になればいいですが・・
一緒に接着されないようにクランクヘッド横にはオイルを塗りました。
ネジ穴部分と横の薄くなった所の肉盛りです。
半分ネジ穴が割れてしまったので、周りを補修するように塗りましたが全部埋めてタップで修正の方が良かったのか難しい。
とりあえずこれで1晩置いてみます。
10℃くらいの環境での作業でしたが、3時間後くらいの硬化具合が形が整えやすかったです。
塗りたてだとガスケットシートの合わせ面を整えるのが大変なんで、塗って数時間後に1度平らにしにいくと後での面取りが楽かもしれません。
忙しく2日後くらいに見にいくと硬化していました。
思ったよりガチガチで丈夫そうです。
動画作成しました。
動画2:38秒~で硬化後の様子を見れます。
全然ダメもとでの作業でしたが、これなら面取りすれば本当に復活できるかもしれません。
これ以上作業するつもりはありませんでしたが、もう少し綺麗にして組み立ててみたいと思います。