この記事は自分の作業を忘れないために書き込んでいるようなものです。
船外機のロアケースを外した事のある方なら、この気持ち分かって頂けるかもしれません。
ロアケースはギアがある船外機ならギアケースとも呼ぶかもです。
プロペラ付近の本体の下にあるパーツです。
どんな時に外すかといいますと、主にインペラ交換です。
あとはドレン以外からのギアオイル漏れとかガスケット変えるときなど、分解するかと思います。
外すのはとても簡単なんですが、組立がチョー難しいんですよ(´;ω;`)
プロなら一瞬なんでしょうか・・・
冷却水の出が悪かったので、冷却パイプの掃除とインペラ交換をしたのですが作業はとても簡単に終わったのに元通りにならないんです。
ロアケースには長いシャフトがあり、本体のクランクシャフトにはまるようにしなければいけないのですがこれが全く噛み合いません。
残り10cmくらいのところまでは入るのですが、そこからが入る気配がありません。
何度も分解しているうちに分かってきたのが、入る気配がない場合は角度が違いクランクの筒に入っていない場合が多いので抜いて入れ直すと入ります。
この船外機の場合は、ギアのカムシャフトを軽く入れた状態くらいに筒の入り口があるようですね。
あとはクランクの歯車にあえば入る仕組みになっているので、少しまわしながら押し込むと入ります。
これが本当に運で30分で入る時もあれば、4時間かかったときがありました。
無心で噛み合うところをつつくしかなく、諦めかけたその時カチャンと入りました。
が、最近は少しずつコツがわかってきました。
あとは前進後進ニュートラルを調整してボルトを締めます。
ムリヤリ入れたらギアが固くて入らないし、前進後進ニュートラルが正しく作動しなくなります。
クランクシャフトとギアとウォーターポンプを同時に入れないといけないのでかなり難しいです。
組み立てが終わった後もバケツで動作確認をして、前進後進の確認と冷却水がきちんと出ているか確認が必要です。
何時間やってもシャフトが入らない場合ですが、あきらめてシリンダケースを外して上からはめてしまえば簡単に取り付けすることができます。
まずロアケースを固定してからシリンダを被せて入れます。
上からだととても簡単に入るのに下からでは簡単にはまらないのは結構謎です。
おそらく押し込む角度が少し違うんでしょう。
この方法は簡単ではありますが、あいだにあるガスケットを痛めたり、切ったりしてしまうのでできれば下から粘りたいところではあります。
古い船外機ではガスケットをやってしまうとシートで自作しなければならないので・・・
インペラ交換は下から入らなかった場合用にガスケットシートを準備しておけば安心です。