普段は1人で出航が多いので10ftですが、2人で行く時に3mのボートだと何とか乗れるといった感じ。
そこで今回はボートのサイズアップしたいと思い、お手頃な12ftのボートを見つけました。
3.6mと幅も1.4mと軽トレーラー最大サイズの船です。
しかし今まで検査を受けたことがない船で書類はないとの事。
船体に名前もなく何という船なのかは不明。しかもかなり古そう・・
とりあえず検査の事は何とかなるだろうと思い、見学させて頂ける事となって見にいきました。
実際見てみれば12ftもあれば2人で釣りはじゅうぶんすぎるほどのサイズで、我慢すれば3人でも釣りできそうなサイズです。
しかし2人で運ぶには浮かすのがやっとで、運搬するにはキツイ。
ボートエース30が38kgで2人なら余裕なので、倍の70kgありそうです。
台車かドーリーを作ればコンクリなら動かせるだろうと思いますが、12ftとなると砂浜からの出船はキツイかもしれません・・
話はそれましたが、このボートを検査に通そうと小型船舶機構に問い合わせしてみました。
ボートエース30を船検に通した時はすごく簡単だったのですが、今回は果たしてどうなのでしょうか?
まずは書類がないという事を伝えたところ、紛失か船検を1度も取ったことがない船か登録するハードルが全然違いますとの事。
これは船検を受けたことがない船でしたので伝えると、これがかなり難しいという事でした。
誰の船か証明できないので登録は無理ということです。
それもそのはず、そんなことができたら盗んだ船でも登録できてしまいますもんね。
販売店に購入した証明や譲渡証明を発行してもらえれば登録可能ということです。
前の持ち主にお願いしましたところ、この方も譲ってもらった船だそうで、販売もとは分からないということ。
それもかなり古い船なのでそもそも販売店がまだあるのかないのかも不明です。
この時点で登録はほぼ不可能という事を言われてしまいました。
船にシリアルナンバーがあれば購入履歴を調べれるかもとの事でしたが、このボートにはどこにも刻印はなく、やはり難しいようです。
これが船検を受けている船であれば検査シールで調べれるので、再検査ができるようです。
結果今回のボートはほとんど登録できる可能性がないといった感じです。
本気を出せば、前の所有者をずっとあたっていって、販売店までいけば譲渡証明手に入るかもしれないが労力がすごそうです。
また譲渡証明が手に入り登録可能となった場合、船検を新しく取るのにも予備検査がついている船と違いかなりハードルが高いといった話がありました。
FRPの素材を調べて強度をはかり、落下させたりして耐久力を計ったりと大変ですよ~みたいな事を言われたので今回はあきらめますと返事をしましたw
という事でシリアルナンバーや書類無しの船を買う方はどうぞ気を付けてくださいね。