水冷型エンジンのSUZUKI 2馬力 DT2
秋には早いですがそろそろボートで釣りに行こうと思い、キャブの掃除もしてエンジンの試しがけすると1発始動しました。
さすがあの掃除は完璧だったんだなと思って満足していたのです。
が、エンジンを止めて船外機を触るとものすごく熱いことに気づく。
もう一度かけてみると1発でかかりますが、よく見ると検水口から水がでていない・・・
水がまわってないとオーバーヒートしてしまうので、とりあえずエンジンを止めて原因をつきとめなくてはならないです。
まず検索して出てきた対処法が、検水口や排水口が詰まっているかもしれないので尖ったもので掃除するというもの。
ですが、見る限り綺麗な状態です。
次にインペラの羽が破損していると水がエンジンまで上がっていかない。結構インペラの故障があるようなので確認してみます。
DT2のインペラはとても簡単に交換できるので、これが原因ならいいのですが残念ながらインペラは綺麗なままで劣化もありませんでした。
(´ε`;)ウーン…すごく綺麗な状態・・・
どうやら1番なって欲しくなかった塩詰まりかな?
海水で使用後は塩で詰まらないよう真水で、しばらくエンジンをかけ冷却水の通り道を綺麗にしないといけない(この作業を塩抜き作業)
一応海で使うときは帰ってきてから5分~10分は塩抜き作業をしていたつもりなのですが、もうここしか原因は分からないので分解することにします。
カウルを外してシリンダーとプラグ周りのネジを外すと、冷却水の通り道があります。
なんと開けてみると結構な量の塩です。
排水口へ向かう管の所は完全に塞がってしまっていました。
プラグの裏側の方も塩の塊が・・・
隙間の奥にはもっと詰まっています。
これでは水も排出されるわけもなく、塩と汚れを徹底的に除去しました。
ついでに劣化してボロボロだったパッキンも交換。
組み立てが終わってエンジンをかけてみます。
検水口からものすごい勢いで水が出ている(*゚▽゚*)
今まで以上の量の水が排出されるようになりました。どうやら徐々に詰まってきていた模様です。
塩抜き作業はもっと長くしないとダメなんだな~と痛感です。
自分は暗くなるまで粘るしつこいといわれるタイプなんで、帰ってきて夜にエンジンを回しっぱなしはちょっと近所の人に気を使っちゃいますね(^_^;)
みんなはどうしてるんやろ?